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編みおろしと心のストッパー

とてもささやかなことなんだけど、最近になって新たに身に着けたスキルがある。自分の髪を、自分で編みおろしアレンジできるようになったのだ。

「編みおろし」というのは、文字通り髪を一本に編んで真後ろへと落とすスタイルだ。

その髪型は知っていたけど、私は今まで【自分でやってみた】ことがなかった。
というより、【自分でやってみようと思った】ことがなかった。


髪を三つ編みにするのは、普通にできる。中学生の頃は毎朝、自分で髪をおさげに編んで登校していた。

おさげの場合、前側に髪をもってきて、鏡に映して確認しながら編んでいくことができる。でも編みおろしは自分の後頭部から編み始めるので、目視できない。見ながらできないという時点で、「いや難易度高いだろ! 自分でやるのは無理無理」となんとなく思い込んでいて、挑戦してみようという気にならなかったのだ。

高校生の頃、友達とお互いの後ろ髪を編み込みアレンジしあったりした思い出なんかもあって、「真後ろに編み下ろすアレンジは、人にやってもらうもの」という意識があったかもしれない。


だけど少し前に、髪を結んだときにサイドがいい感じになるようカットしてもらったら、シンプルな一本結びだけではなくもう少しアレンジのバリエーションができないだろうかと思うようになった。そこでふと、「編みおろしって、自分でできたりしないかな?」と思って、検索してみた。

そしたら、自分で後ろ髪を編みおろしにしている動画があった。
その動画を観たら「え、なんか私でもできそうな気がする」と感じた。動画を参考にトライしてみたらわりとあっさりとできたのだ。
もちろん一発で完璧な仕上がりにはならなかったけど、「あ、これは練習すればできるようになるやつだ」と思えた。

そこからは、気が向いたときに編みおろしにしてみていて、数回で自分に及第点を出せるぐらいになった。今ではさくっと自分で編みおろしができる。


そういえば以前にも似たようなことがあったな、と思い出す。

4段ホックのブラ。初めて買ったときに背中側では全然うまく留められなかったから、前側で留めてから後ろに回すつけ方をずっとしていた。

だけど、あるときSNSで「練習すればできるようになりますよ」と背中でちゃちゃっと4段ホックを留めている動画をアップしている方の投稿を見て、「えー、すごい。こんなことできる??」と試しに自分でもその動画をイメージしつつやってみたら、「あれ? たしかに練習すればできるようになりそうだな」と感じた。

それから実際にしばらくやっていたら普通に背中側で留められるようになったのだ。ちなみに最近は4段ホックのブラなんてまったくつけなくなったので、今でもできるかは自信ないのだけれども。


セルフ編みおろしも、背中側での4段ホックも、なんとなく「自分ではできない」という思い込みがあって、やってみようとしていなかった。できそうにもないという思い込みが心理的なストッパーになっていた。

けど、「誰かが自分でやっているところ」を見たことによって「あれ? この人はできてるな」と思って、「それなら私もできるかも?」となった。そこでストッパーがはずれたんだなと思う。


私はどちらかというと、やってみたいことはなんでも「とりあえずやってみよう」と軽率に飛び込むタイプだと自分では思っているのだけれど、それでも思い込みから「やってみようとすら思わなかった」みたいなこともたくさんあるんだろうな、なんて改めて思ったりした。

ときには自分の思い込みを疑ってみることも大事だね。そもそも「思い込みがある」と気づかないから厄介なのだろうけれども。

 

【オマケ】私に「自分で編みおろしができるようになるきっかけ」をくれた動画