邪竜の章のリプレイ、2章の感想。前回に引き続き本編および邪竜の章クリア済の人向け(ネタバレたくさんあり)。
2-3章初回プレイ時の感想は、3章終わりの場面にメンタルやられ過ぎててろくに書いてなかったw 一応、
①グレゴリーの言う「見た目は神竜様と瓜二つだが、本質はまるで違うよう」について、この世界の神竜様は、見た目リュールとそっくりで、だけどリュールとはどこか真逆な部分を持つ存在だった?
②エルの言う「戦う理由はあるのですよ」について、アルフレッドの様子がおかしいってなんだか意味深な感じだったのと関係あったりする?
あたりを気になった点として挙げてた。
①については、特になかった。クリア後に発生するリュールとグレゴリーとの支援会話で、グレゴリーがあの言葉は誤りだった、自分たちの神竜様と同じだった、みたいなニュアンスのことを言ってたと思う(改めて確認してないので細かい表現は違うかも)
②については、そうだよな。関係あったよね。これは後で書く。
2章の冒頭では、謎めいた詩のようなものを読み上げる声は2章で登場するセレスティア(あるいは本編世界のセピア)となっている。
貴方は異邦の者として尚、
勇ましく戦場を駆けるだろうか。花と血と鋼に満ちたその場所で、
正しく死にゆくは誰なのか。四つの王位を火に焼べて。
七つの炎は揺り篭に。さりとて、彼の者は知っている。
この世界に未来はない。
私の寂しさは、ここには無い。
これ、やっぱり難解だなあ。誰の言葉なのか、どういう意味なのか。断片的にしか捉えられない。「貴方」は「異邦の者」だからおそらくリュール(プレイヤー)への問いかけなのかなと思うのだけど「彼の者」というなら、問いかけてくるのは別の誰かなのか。
「花と血と鋼に満ちたその場所」は、たぶんこの世界のフィレネのこと。「正しく死にゆく」は、まあ、死んだのに死んでないような状態になってるのは正しく死んだとは言えない、正しく死ねてない人がいるのを示唆してる感じか。
「七つの炎は揺り篭に」は、七つの腕輪の紋章士を眠らせること? その炎を燃やすために焼かれるのが「四つの王位」。腕輪の力を得るために4人の王が犠牲になる、みたいなところだろうか。
ここで「彼の者」の語る「私の寂しさ」、寂しさを抱えているのはセピアだよなと思う(後の章の冒頭で出てくる「オレの痛み」「ボクの渇望」も、それぞれグリとマロンっぽいワードだ)。うん、ここはやっぱりよくわかんないな…。
さて2章は異世界のフィレネ。本編世界の平和を愛する国は、鏡写しの世界では好戦的な国だ。花に囲まれた国であるのは同じ。邪アルフレッドの印象は本編アルフレッドとさほど大きく変わらないのに対して、とにかく邪セリーヌが別人のようで怖い。本編のセリーヌが見せない表情を見せ、本編のセリーヌとは真逆に「自分の幸せ」を最優先する言動を見せる。ここらへんは初見のときとほぼ印象変わらず。
イルは、ソンブルの子であることをなじられ抗弁したり、「邪竜の子って肩身が狭いかも」と言ったりと、純真な印象を着々と積み上げる。
腕輪をめぐって戦闘開始。ハードでやってみたら結構たいへんで、「これ、見てない戦闘会話の回収とか言ってる余裕ないな…」と思ったので、2章にしてさっくりと難易度をノーマルに変更。戦闘会話は前回見てないところで、邪アルフレッドと本編アルフレッド、ブシュロン、セリーヌ。邪セリーヌとリュール、クロエのをそれぞれ確認した。
本編アルフレッドは初回プレイ時も出撃させたんだけど、下側のルートを進ませたので本人対決は見てなかった。笑っちゃうやつだった。本編アルフレッドくんこの状況で平常運転なのさすがだ。邪セリーヌとリュールとの会話は、この世界のセリーヌさんはもともとかなり好戦的な性格だったということなんだなと思った。ラストバトルの戦闘前会話も「ただ目の前の相手を蹂躙していいのよ!」とかうれしげに言ってたしな…。
臣下たちとの会話はやっぱり悲しい。臣下たちも悲しい顔になってつらい。エーティエとルイのをまだ見られてないので気力が湧いたら追々確認したい。
戦闘が終わると、邪アルフレッドも邪セリーヌも、人が変わったように穏やかな印象に変化する。表情も言動も、本編のアルフレッド、セリーヌとほとんど変わらない印象。初見のときはまるで憑き物が落ちたみたいな変化だなと感じたけど、態度をやわらげた理由として、邪アルフレッドくんが「先程、イルから話を聞いた」って言うんだよね。
邪アルフレッドも邪セリーヌも、このとき実はもう異形兵にされてたわけで、それをやったのはイルならぬラファールだ。戦闘後の急激な態度変容は、ラファールがなんらかの働きかけで2人を操ったから、ということだったのかなと思った。
そして、同行を申し出た邪アルフレッドと邪セリーヌに対して、エル、イル両名ともに反対の意を示す。これも後から思えば、このときエルもイル(ラファール)も王族たちが異形兵であることを知ってるわけで、リュールや王族2人にはもっともらしい理由を語っていたけれど、その裏でそれぞれに思惑があったんだなとわかる。
別れ際、邪アルフレッドがリュールと彼らの神竜を混乱したような発言をして、直後と別れた後にリュールが重ねて「おかしい」と指摘する。わかりやすく注目を促されたので、さすがに初見のときから「なんか伏線なんだろうな」という感じだったけど、思った以上にひどい話だったというか、いや、まさかそんなね…みたいなのが本当にそうだったというか。
邪アルフレッドがああいう発言をしたということは、異形兵となった彼らは、記憶や思考の連続性が損なわれつつあるというか、曖昧になってきているのだろう。ラストバトルの邪スタルークは「あなたが誰だか、もう…」とか言ってたしな……。本人たちは自分が異形兵とは知らず自分の意思で行動しているつもりで、実はそこに彼ら自身の意思はもうほとんどなかったのかもしれないよな。
はあ、またしんどくなってきた…。2周目3章まで終えたけど、長くなってきたので3章は別記事にしようと思う。
追記:3章の感想も書いた↓