ぼちぼち書きましょう。

気づけばFEエンゲージのことしか書いてない。

邪竜の章6 プレイ感想

FEエンゲージ邪竜の章6「七つの腕輪」まで、邪竜の章は6が最終章なので要するに邪竜の章クリア。全体的なあれこれはまだ全然整理できてないので、主に6章の初回プレイ感想ざっくりおぼえがき。例によってまったくまとまってない。

 

配信開始から割とのんびりペースで進めたので、最終章にたどり着く頃には先にクリアした方々の感想がぼちぼち耳に入ってきてて、おおむね感触良さそうだったしまあいい感じに決着するんだろうなとのんきに構えていたんだけど、6章の戦闘始まってから戦闘後少し話が進むぐらいまでもうずーっと心乱れまくりで「私これ、クリアしたときに、やってよかった、おもしろかった!って言えるようになるんか…?」って実はだいぶ不安になってたんだ。だけど、最後まで見届けたらちゃんと好きになれた。すごい。よかった。


ラストバトルは腕輪の力を得て巨大な邪竜となったイルと、再び現れるこの世界の王族たちが相手。わー、またこいつら倒さなきゃいけないんすか勘弁してくださいよ…とちょっとまたメンタル削られ。

5章でフォガートを倒したとき「これでもう何度目なのかな」みたく言うのを聞いて、キミもしかして何度も呼び戻されているの…? とか思ったら、6章で出てくるフォガートは「俺はもう何度も死んでいるのに」って言ってた。しんどい。

フォガートに限らず、王族たちみんな空しそうに立ち現れて、打ち倒されるとほっとしたように、多くはありがとうと言い残して静かに死んでいく。この世界の彼らにとって死んで終わりにできるのが救いなのはわかるけど、大好きな仲間たちと同じ名と姿を持つ人たちが次々に哀しい感じで死んでいくの見るの、ほんと苦しい。何を見せられてるんだよこれ…!ってなってた。

こんなつらい戦いのために元の世界から呼びつけちゃった仲間たちのメンタルは無事だっただろうか。自分やきょうだいや仲間の誰かと同じ顔した相手を殺させるとか、ひどいことする神竜だよな(でも自分や仲間と戦ってる姿見たい気持ちもあってついやってしまうんだ!)

ここまで「つらい」「しんどい」ばかり書いてるけど(語彙力…)、王族たちの魂を解放した後、大邪竜となったイルとの戦闘前会話はそれぞれ胸に響いた。

ラスボスはノーマルでもあっさりとは倒せない感じになってたから、戦闘を進めながらリュール、エル、四翼の3人それぞれとの会話を見ることができた。中でもグレゴリーが良かったな。「あんたを殴って止めて、死ぬほど思い出話をして、優しかった頃のあんたの涙を引っ張り出す!」泣ける。マデリーンの言葉も素敵だった。

そして大邪竜となったイルは神竜たちに敗れ、そこからのお話もやっぱり悲しい。ここから何がどう展開したらイルもといラファールは救われるの? 滅びゆく世界からリュールたちの世界へ連れてくることなんてどうしたらできるの? ってただ不安な気持ちでお話の行く先を見守っていて、「竜族は自分の生命力を相手に与えることができる」っていう話が出てきてハッとした。そうかあ。

元の世界のソラネルで、ルミエル様がリュールに神竜の力を分け与え続けて目覚めを待ったように、こちらの世界のソラネルで、ラファールがエルの目覚めを待ち続けるんだね。なんと美しくて納得できる落としどころが用意されてたんだ、ってちょっとうれしくなった。「千年もの時が流れれば考えも変わるかもしれん」ってラファールの言葉があったのも納得感あっていいな。

そういえばリュールが元の世界のことを「私の世界」って言ったの神っぽいと感じたりした。「私の世界の気配がするんです」って。

最後、1枚絵をめくっていく感じで異世界での戦いの振り返りと、この先のことが描かれていく演出もよかったな。

そしてラストシーン、ソラネルの見晴らしの丘から眺める美しい青空に、ああ、こっちの世界に帰ってきた、って本当にほっとした。向こうの世界はずっとダークで混沌とした色彩だったもんね。やっぱり色彩が心理に与える影響って大きい。

「今日は天気が良いですね。空が澄んでいて…何かいいことがありそうです」だなんて素敵なひとりごとをつぶやいたリュールくんに、千年ほどかかって目覚めたエルをともなってやってきたラファールが声をかける再会の場面で邪竜の章はおしまい。「姉と共に」って言えてよかった。新たにこちらの世界へと訪れた人たちみんな、この世界で幸せに過ごせますように。支援会話も楽しみだな。